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「後発」であること [花,空,酒,獣,人...]


何事も 初めて=オリジナル というのは

本当に 大変 で 価値がある


無から有を産む過程 は

失敗体験の累積 と
光が見えかけては消える 精神の鍛錬 という
肉体と精神 どちらにも刻まれる経験で
その過程にこそ 真の価値があるともいえる



他方
できあがったものが 目の前にあって
最短かつ 最善の方法で提示されたら
楽だし それが当たり前とも感じる


新しいことを 教わる時 教える時
そのへんのことを 考える


たいていの人は
「それ」が生まれる前のことに 想いを馳せることはなく
目の前に提示されたものを
自分が できるかどうか が 最大の問題と捉える

どうしてそうなったのか
どうしてそうでなくてはいけないのか
他がどうしてダメなのか
どうなるのが一番いいのか などと

深掘りしようとする人は 稀だ
まあ。。。
する必要がないことも 多いけれど

ーーーーーーーーーーーーー

教える

惜しげなく 教える

自分が 何時間 何日 何週間 何ヶ月かけて
体得したことを
最短で その人に理解されるように 教える

同じ苦労は する必要がないから
自分の苦労と違う苦労が その人にあると思うから
もっと その先があるだろうと思っているから

だから せめて
その先に興味をもってほしいし 探求してほしいと思う


後発の薬 いわゆるジェネリックは
研究開発費が加算されていないから 安い
その効能は オリジナルと変わらない という

薬と違って 芸や技などはどうだろう

後発は安い を芸で言い換えれば
基本 真似事レベルだと 深みがない
試行錯誤でつみ重ねられた「何か」がないことは
軽いし 薄い のかもしれない

薄いならば
その薄っぺらさを認識した上で その先を追求したらいい
自分なりに研究して 経験や理解を肉付けていけばいい

軽いならば
その軽さを逆にとらえて
その後も軽々と変化していく 武器にできるかもしれない

「同じ効能」を超えるもの が 生まれる可能性が広がっている 

ただし オリジナルへのリスペクトを忘れると 
道を間違えるけれども。


教わる
教える
どちらも 奥深く 尊いなあ

と思い至った
本日のお稽古でした

ありがとうございました


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