忠誠心？

ある目的を持って何事かを成し遂げ
その高揚の瞬間を共有した人は　『仲間』といえるでしょう


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数年前　Aさんに言われた言葉があります
「かわいそうに。
　自分を犠牲にして忠誠をつくすことないのに。」
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一理あるかなと思ったけれど
違和感を覚え　ずっとひっかかっている。。。



太鼓を続けている理由を問われ　敢えて言うなら

太鼓というもの自体に　魅力があるから　
そしてその芸に携わる以上
太鼓という楽器に向かった時
誠実にやりたいだけ


太鼓が素晴らしい　と近年とみに感じるのは

技術　経験　センス　世代
それらの違いをある程度クリアし
よいものを作ろうという精神のベクトルが　同じ方向を向いたとき
その瞬間の共有体験から　他では得難い仲間を得ることができること

ほんとうに　尊いものだと　感じます


Aさんの　あの言葉のおかげで
自分が置かれている環境の価値を
よりはっきりと　意識することができたかもしれません
そう考えると
どんな助言にも　害も益もあって　ありがたいものです


誰も　忠誠心でやっているわけではなく
自分の意志で　そこにいます
自分を　生きて
少なからず　自分のために　打っています
誰もが　そうなのではないでしょうか

組太鼓の演奏には　駒が必要で　駒が大切で
どんなに大勢の演奏になっても
没個でなく　むしろ
駒となる一人一人が独りで立って　初めて全体が引き立ちます
そして
駒となる一人一人が　他では得難い経験をしています


　この瞬間に立ち会えて　よかった。。。！


築地最終日　29名での演奏
やぐらの上に集まった視線の中には
私と同じ思いを胸にした人が　一人以上いたと確信します



場を提供して下さった築地本願寺さま
楽器を快く使わせて下さった地元太鼓保存会さん
撮影協力のみなさん
そして手拍子やかけ声で参加して下さったみなさん
ありがとうございました！！！

共演した門下生のみんな　お疲れさまでした！！！


また次なる高揚を求めて。。。　
　　　　　　　　　　　　　。。。つ　づ　く

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