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第30回ワークショップ [太鼓]

大江戸助六太鼓の夏のワークショップ

4泊5日 一日9時間 計約30時間お稽古をします
毎日早朝から走って 食事以外はお稽古です
っていうと
ストイックな集団に思われますけど

ただ単に 太鼓が好きで
飲むこと話すこと笑うことが好きなのです

ちょっとだけいつもより頑張ってる自分
ちょっとだけ成長したかもしれないって思える瞬間が
好きなのです

がんばっているのが 自分だけでないと気づくことや
誰かと目があって 鼓舞しあったり
人や自分の意外な一面を発見したり
ぼ〜〜〜っと気が遠くなりそうなほど繰り返される音のシャワーに
気がつくと無になっているのを感じたり 
そんな時間が
好きなのです

それが 参加者としての 私のワークショップ でした


運営側になってからは 
参加者の視点も持ちながら
毎回異なるテンション・レベル・モチベーションの参加者に
どこまで押し付けて どの程度放置して発芽を待つか
時間の制約の中で
できるだけ濃縮してやろうとしてきましたが
今年は のんびりとやろう と思って 現地入りしました

心持ちの違いのせいなのか わかりませんが
5日の流れがものすごく早くて  気がつくと東京に帰る日でした

いつもは 
「あと2日くらいやって欲しい!」と生徒さん達に言われ
私が「倒れるわあ!勘弁して〜」笑 と言っていたのが
今年は
「あと2日くらいやりたいくらい!」と私が言い
生徒さん達が「きゃ〜!帰らせて〜!」と言う。。。あはは

ともあれ
笑顔の絶えない あっという間の楽しい5日(6日)間でした

ーーーーーー

むしろ。。。
今年は 始まるまでが 長かったのです よ〜〜〜!!!

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
*他人の苦労話は読みモノとしてはつまらないので この先は 流し読みでご容赦のほど m(. .)m


昨年のワークショップに行ってから判明した 定宿の廃業
ガーーーーーーーーーーーン! まじですか!

さらに遡ること数年前
20年以上使った宿を WS開催3ヶ月前に変える事態になり
ほうほうの体で探し当てた 白馬の宿
ようやくテンポもつかめ馴染んで来た頃でした

3ヶ月で探せたのだから
一年あるからまだマシか。。。 と思いながらも
30回の節目の年に 会場探しからリセットをしなくてはいけないのは
ハードルが高く しんどい道のりでした

夏のイベントは どの団体も一年前に翌年の予約をして帰るので
新参者が入るスキマが無いのです

数年から
第30回のプログラムはこうしよう!と話してきた事も
会場が無くては 絵に描いた餅です
全て白紙にして
秋にずらす?都内でやる?もしや中止?と 揺れ動きました

たとえ宿の方が乗り気でも これは譲れないという 
こちら側の条件を書き出してみると 意外と多いのです

9時ー21時の音出し
2〜3箇所のスタジオ 内一つは100平米以上
宿の貸し切り
都内からの移動時間
3食の美味しいご飯
ジョギングコース・ストレッチ場所
いつでも入れるお風呂 できれば温泉
皆んなが集えるラウンジ
長期滞在用設備 洗濯炊事etc...

まず大抵あたまの3つで つまずきます
昨年夏から探し始めて 年内に決めると意気込んでましたが
とことん ボツ ボツ ボツ

心配してくれた生徒さんの紹介でも 何軒か回りましたが
帯に短し襷に長し 。。。

宿はいくつもありますが 長時間の音出しは
いくら人里離れた場所でも なかなか難しく
一箇所ならともかく 2つも3つもというと まず難しいのでした

合宿など団体手配の業者からも
出尽くしたのでキャンセル待ちが出たら連絡すると 事実上断りの連絡

しかし 諦めるわけにもいかず
ぜっっっっっっったいにある、どこかにある! と信じるしかありません

。。。
年が明けました

条件を東北関東甲信越という広域から 初回からの開催地長野に
仕切り直そうと決め 新たな気持ちで再スタート
すると
程なくして戸隠と白馬に候補が見つかりました

初めての電話で あ、可能だと思いますよー と
拍子抜けするくらいの返事

こういう場合 後からやっぱりダメということが多かったので
実際に見に行くまでは あまり期待しないようにと言い聞かせ
さらに数件の宿を候補に挙げて 下見して回りました

実際に伺うと どの宿も真摯に耳を傾けて下さりアイデアももらいますが
やはりどこか大きく妥協や変更が必要

戸隠はというと
稽古場となる大広間の改装が必要でしたが 快く請け合って下さり
宿はリフォームしたてで とても綺麗
オーナーの穏やかなお人柄に ついつい話し込み
美味しい戸隠そばを頂いて 帰りました

問題は 音出しが夜7時までに制限されてしまうこと
プログラムに工夫が必要でした
せっかく頂いたご縁です 何とかここで!と
あとは知恵を絞ることにして 戸隠に決定!
やったーーーー!


山奥深い修験道であった聖なる地 戸隠
奥社の杉並木は 写真でも圧倒的に美しく
知れば知るほど 戸隠の神様に会いに行かねばと思い
30回記念企画は 一泊めの戸隠五社巡りなどに凝縮させ
その後の4泊5日WS本体は いつも通り と企画変更をし
なんとか募集開始にこぎつけました
さらに 記念企画には 一般の方も参加オープンにしました


私が初めに下見に行った時は 雪深い季節だったので
そろそろ梅雨 と言う頃に事務所みんなで再度下見

宿の目処が立ち 参加者が出揃いました
ひと安心です!

次は クラス分けに頭を悩ませ 
さらに中身に頭を悩ませます
全てを一時間前倒しにする事で
これまでの稽古量をキープすることに。。。
6時起きでも辛いという話がある中
5時起きは 本当にできるのか我々も疑心暗鬼

しかし やると決めたら ヤルノデス ふんがーーーーっ

一人一台の長胴太鼓に加え
楽器車の積載量マックスに挑戦して
ワークショップ初の大太鼓の持ち込み
さらに
ひとチームの中にチームがいくつもできたり
稽古場二つを行き来したり
昌史さんの采配で 今年ならではのことが 沢山盛り込まれ
特別なプログラムとなってゆきました


私の担当クラスは
大江戸の王道 盆太鼓と追い打ち にしました

太鼓経験3日(!)〜10数年の 11歳から60代 
大江戸の門下生
ワークショップの常連さん
斜め打ち初という海外からの参加者
指導に伺っている海外チームからの参加者
ととても幅広い層でした

ちょっと欲張りすぎたかな〜と思いましたが
小学生も大人もみんな 頑張りました!
あとはいっぱい持ち帰ってもらって 
今後の成長を期待してます!

ーーーーーーーーーーーーーーー


戸隠の神様 特に龍神様にも歓迎されたようで
大雨とともに 下界の汚れを洗い流して下さり
戸隠神社五社とも参拝できましたし
みなさんに参列頂いての
中社社殿内での奉納演奏は 特別な時間となりました

毎日のストレッチとジョギング 必要な時には雨が止み
奇跡的に晴れた最終晩には 夕焼けが出て
BBQ 盆踊り キャンプファイヤー 花火
全スケジュールを完遂!

参加者のみなさんが 例年通り
疲れたけれど充実した顔で 会場を後にした姿を見て 
今年のワークショップも 成功と言っていいのかな と
ようやく ホッと胸を撫で下ろしました

一時は開催を断念しなければいけないのかとも思いましたが
そこからの数々の出逢いがあり
終わってみれば
宿の方から ぜひ来年も来てくださいねと言われるという
逆転ホームランの結末 となりました


宿舎および受入れ関係者の皆さん
本当にお世話になりました ありがとうございました

参加者のみなさん
平日ばかりの日程にもかかわらず
たくさんのご参加ありがとうございました

第31回があるとしたら
あの神々の地で また会いたいですね!

全てに 感謝!

長々お読み頂き ありがとうございました
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